成績を劇的に上げるには
色々な参考書や勉強法をしているにも関わらず、成績が上がらない
嘆いている受験生はたくさんいるでしょう。
しかし、少し冷静に考えると成績を上げるのは非常に難しいことです。
なぜなら、多くの受験生が、家庭教師や予備校に通い、有名進学校で学び、必死に時間とお金を費やして勉強しているのです。
勉強をコツコツすれば、知識と解ける問題は確実に増えるという意味で、学力は上昇します。しかし、自分の学力が上昇しても、他の受験生がもっと早いスピードで学力を上昇させれば相対的な学力評価である、偏差値や成績は下がることになります。
つまり、成績を劇的に上げるのは、同じような問題集をやり、みんなと同じように予備校に行っていては不可能なのです。相対評価である成績を上げるためには、プラスアルファのものがなければ難しいのです。
このことを認識していない受験生が非常に、多いように思います。
「この問題集をすれば成績あがりますか」
「Z会すれば成績あがりますか」
「予備校に行けば成績があがりますか」
「毎日5時間で合格しますか」
という質問をよくされますが、
答えは、「学力は上がるが、相対評価である偏差値なり成績が、上がるかは勉強法や能力、集中力、基礎学力による」ということになります。
他の人よりも成績を上げるには、学力を他の人より早く上げる「加速度」が必要です。
そのために、この本で紹介する勉強法や参考書選びなどプラスアルファのエンジンが役に立つのです。
なぜ偏差値40から東大や医学部に合格出来るか
我々の教え子でも、家庭教師を始めた時は、因数分解も十分に出来ず、英語の同格も把握していないレベルでスタートしたにも関わらず、現役で東大や京大に合格する子が数多くいます。
なぜ彼らはそんなことが可能なのでしょうか?
皆が東大や医学部に合格するのは無理かもしれませんが、成績を誰よりも上げあげられる勉強方法があるのは事実です。多くの受験生は、勉強法に無頓着です。京都大学医学部に合格した医学生や医者に聞いても、驚くほど勉強法をほとんどわかっていません。彼らは、卓越した能力、記憶力、そして努力によってのみ合格を勝ち得ているのです。
トップレベルの生徒でもその程度ですから、多くの受験生が無頓着な勉強法を変えるだけで、急速に成績を上げることは可能です。
最初の質問に戻りますが、
偏差値40台から東大に合格した生徒は
今日のノート
素直に勉強法を改善した
勉強時間を確保した
勉強の基礎体力がある(後で説明します)
勉強の環境が整っている
という条件を満たしています。
逆にいえば、この4条件を満たすことが成績を急上昇させるコツであるといえます。
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