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最短で難関大学へ合格する勉強法

大学受験

試験対策の精度

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、試験対策の精度は敵を知ることに相当します。

残念ながら、試験対策の精度は、多くの受験生において相当低いといえます。

 

まず、受験する大学の過去問題を、直前に力試しでするようでは、合格はおぼつかないでしょう。過去問は、力試しをするためではなく、必要な勉強量や範囲、形式などの情報を獲得するための非常に重要な情報源なのです。過去問は、大学から受験生への「わが大学に来るためには、これぐらいの学力をつけてきなさい」という唯一のメッセージだと考えてください。

 

そのために、過去問は受験勉強スタート時には、さらっと必ずみておいてください。

その際、数学ならどの範囲の問題が頻出か、計算量、似た傾向を出題する大学をチェックしてくだざい。英語なら英作文はどの程度のレベルか、自由英作文はでるのか、単語のレベル、長文の単語数などをチェックしておいてください。

 

よくいわれることですが、東京大学と京都大学の英語は全く求められるものが違います。

東京大学の英語は、簡単な英文を素早く読む情報処理能力が求められ、文法力や総合力が必要とされます。一方、京都大学は難解な文章を、丁寧に構文を把握し解釈する能力と難解な英作文を作成する能力が必要です。求められものが全く異なります。

一見、京都大学の問題が難解に見えますが、ポイントを押さえれば京都大学の方がはるかに短時間で合格点に到達できます。

 

また、東京大学の文系に合格しても慶応大学に不合格になることもよくあります。これも思考力を必要とする東大と情報量を必要とする慶応大学の問題の傾向の相違から生じてきます。

 

だから、過去問をまず研究し、必要な勉強法を把握することが、勉強の無駄を省くことに直結するのです。過去問研究の際、1年前の問題は、直近の問題なので参照せざるをえませんが、力試しのために過去2,3年前の問題は解かないようにしておいた方がよいかもしれません。

 

慶応や早稲田大学と東京大学の問題は、全く異なるのに、使っている問題集や参考書が同じというのも、受験生の試験対策の精度の低さを示す良い例でしょう。もちろん、どの大学を受けるのにも、必要な基本知識や手法はありますが、夏休み以降の勉強では、受験校にあった勉強時間の配分や、問題集、参考書を選ぶことが合格への最短距離です。

 

ある程度実力があり(合格偏差値へ5ぐらい足りないくらい)、自分の実力などを客観的に評価出来る人なら、受験校の数学や物理の過去問を解きながら、わからないところを参考書や問題集で補強する方法は良い方法です。短時間で受験校向け学力を急上昇させることができます。実際この方法で、理系科目を大学別模試で10以上上昇させた生徒はたくさんいます。

但し、入試の基礎体力や実力は必要ですので、過去問を見てもぼんやりしか理解できない人は決して行わないようにしてくだい。

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