勉強の環境
勉強の環境というのも成績改善に、非常に重要な要素です。
勉強の環境とは、受身の授業ではなく「自分で問題を解き、暗記をする時間の量」と言い換えることができるかもしれません。
成績を上げる方法を聞いてくれる人はたくさんいますが、学校や予備校の授業時間の過ごし方を聞いてくれる人はほとんどいません。
考えてもみてください。高校生や中学生にとって授業時間は1日の大半を占めます。
朝9時から16時までの約7時間を学校で過ごします。
難関校の合格者の高校3年の平均勉強時間は、約6時間です。
もし、仮に睡眠時間を減らし8時間勉強し、約2時間余分に勉強したとしても、学校の勉強時間を考慮に入れると、一日の勉強時間は7+8=15時間で、家で6時間勉強する生徒の7+6=13時間の10%少し勉強時間が大いにすぎません。つまり、学校や予備校の時間をいかに有効に活用し「自分で問題を解き、暗記をする時間の量」をいかに増やすかがカギとなります。
そういう意味で、私立進学校と公立高校では勉強の環境は雲泥の差といえます。受験を意識し、スピードの速い授業を進めてくれる私立進学校と、センター直前まで入試範囲を終了しない公立高校では、大学の合格率は相当変わってきます。実際、残念なことに京都大学や大阪大学医学部、東京大学医学部に公立高校から合格する人はほとんどいません。
このハンディを理解し、授業を如何に有効に活用し、無駄なものを捨てるかを意識して公立高校生は、授業に臨まなければなりません。また、進学校であっても相当無駄な授業や宿題、教材があるのも事実です。それゆえ、授業の取捨選択と集中は、進学校の生徒にも必要不可欠です。
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